坂庭です。
よく、「フワフワした人」と
いう言葉があります。
スピリチュアル系の方に多い
ですが。
簡潔にいうと、「頭があっち」に
行っている状態です。
「宇宙」とか「来世」とか
「過去世」とか。
別に、それ自体が、
「良い」「悪い」では
ないのですが。
偏りすぎると、
「現実世界を生きていない状態」
「地に足がついていない状態」
になっていきます。
毎日のように個別セッションで
ご相談をいただきますが、
スピリチュアル系や信仰心で
悪化している人が非常に多いです。
基本的に僕はスピリチュアルも
好きですし、宗教もまったく
否定していません。
むしろ、インスピレーションは
大事ですし、信仰心があることも
素晴らしいと思っています。
その上でお伝えすると。
趣味で楽しんでいたり、
お仕事として、やりがいを
感じていたり、救われるため
あるいはお救いするために
やっている分には良いと思います。
ところが。
これを【現実逃避】でやると
うまくいきません。
現実がこじれていて、人間関係や
お金、健康状態が悪いことが原因で
スピリチュアルにハマり、次第に
「頭があっち」に偏ってしまう方も
います。
まさに【現実逃避】ですね。
もしくは、【罪悪感】【自己犠牲】
などのネガティブな感情で続けると
うまくいきません。
「因果だ、カルマだ」と
過去世のせいにしてみたり、
現生や、「この星」のせいにしたり。
そして、
「こんな星に生まれる
つもりじゃなかったのに」
「早く生まれ変わりたい」
「今度は別の星に生まれたい」
となります。
真面目で純粋な人ほど
自分で自分を生き苦しく
してしまいます。
さらに、その「生き苦しさ」から
抜け出すために
「今世の私のミッションはこれです!」
「この星に来た私の使命はこれです!」
となる方もいます。
たいてい、ズレていますので、
ますます、こじれていきます。
そこにある思い込みに気づき、
「ズレ」を修正することが大事です。
それを放置しておくと、
「地に足がついていない状態」になり
次第に心と身体が分離してきます。
身体がついていけなくなり、
最悪の場合、寝たきりになります。
あえて、ここでは、「心」と
いう表現を使いますが。
「心と身体が一致していない」
「心と身体の調和が取れていない」
こういう状態になります。
バランスが取れていないわけです。
心が「あっち」で、
身体が「こっち」ですね。
僕が寝たきりなる直前が
そうでした。
もちろん、
「心と身体は別物だよね」
「身体は魂を入れる器だよね」
という考え方自体は、別に
あっても良いと思います。
否定はしていません。
僕の場合は文学的な発想
として理解しています。
ただし、バランスの問題です。
バランスが崩れて、調和が
保てなくなると危険です。
心と身体がバラバラになります。
分離した心が戻る場所がない、
戻って来ない、という感じですね。
スピッツの歌で「ハートが帰らない」
という曲がありましたが(笑)
そんな感じです。
ポッカリと穴の空いた身体が
ここに置き去りで、
ハートが戻ってこない。
一歩間違うと信仰心も同じです。
「生きている今(シャバ)」が
うまくいかないからといって、
「死んだ後(生きた後)」の世界に
救いを求めると単なる現実逃避
ですから、さらに、こじれていきます。
宗教が解決してくれるのは
「生きた後」の話です。
そこを混同することで、
経済的に困窮、病気が悪化、
人間関係もボロボロの方が
非常に多いです。
「生きた後に救われる」のと
「生きている今、幸せになる」
のとは違いますから。
幸せになるためにやっているのに、
矛盾が生じてきます。
「ひずみ」と言ってもいいですね。
その「ひずみ」を解消しようとして、
さらに、スピリチュアルや信仰に
解決策を求めると、悪循環から
抜け出せなくなります。
そもそも「あの世」と「この世」は
別物ですから。
「次元」が違うわけです。
「ステージ」が違う、という
考え方も出来ますが。
スピリチュアルや宗教自体は
素晴らしいですが、捉え方を
間違えると危険です。
「現実」と「理想」
「過去」と「未来」
「妄想」と「現実」
「あの世」と「この世」
「憧れの存在」と「本当の自分」
「師匠(メンター)」と「今の自分」
脳がカオスになり、そのギャップ
(乖離)に耐えられなくなります。
「今」を生きていない状態、
「本当の自分」を生きていない状態に
なっていきます。
「現実」を見ていない。
「現実」から目を背けている。
すると身体的反応として
視力の低下や失明につながります。
あなたは「現実」を見ていますか?
そこにしっかりと解決策を
見い出していますか?
「人生において前進している」
という感覚が無いと、足に
サインが出ます。
足は、まさに前進する部位ですから。
足に痛みが出たり、怪我や病気として
サインが出ますね。
「あっちの世界」にばかり意識を
飛ばしていませんか?
「こっちの世界」をしっかりと
生きていますか?
地に足をつけていますか?
スピリチュアルや信仰心など
「あっちの世界」にばかりお金を
使っていて、「目の前の子供の
養育費が捻出できない」という
お母さんが非常に多いです。
その罪悪感、自己嫌悪で
さらにこじれていきます。
逆に、
「親があっちの世界にばかり
お金を使ってきたから、
子供の頃から貧乏な生活をしてきた」
「生き苦しい人生を送ってきた」
というご相談も多いです。
特に、
「現実逃避」として、「あっちの世界」に
逃げ込んでしまうと、心と身体が
バラバラになり、心が戻って
来られなくなります。
今現在、それで、お金にも健康にも
人間関係にも困っていなければ、
全然良いですよ。
でも、もし、以前の僕みたいに
「借金が減らない」
「病気が治らない」
「人間関係も改善しない」
としたら。
「地に足がついていない」
「現実逃避」
「心と身体がバラバラ」
で、「意識」つまり「頭があっち」に
なっているかも、しれません。
「現実」と「理想」
「過去」と「未来」
「妄想」と「現実」
「あの世」と「この世」
「憧れの存在」と「本当の自分」
「師匠(メンター)」と「今の自分」
など。
一度、冷静に自分と向き合ってみては
いかがでしょうか?
「心と身体がバラバラの状態」は
自覚がないだけで、進行すると最後は
僕みたいに「寝たきり」になる可能性が
ありますから危険ですね。
信仰の場合「頭があの世」で
「身体がこの世」の状態です。
「身体がこの世に置き去り」
という感じですね。
なので「心は満たされているけど、
健康状態はボロボロ」という
チグハグな状態が起きてきます。
大事なテーマなので、いずれ
動画にする予定です。
ちなみに。
「過去世」のせいにしたり、
「来世」に期待している間は、
現実は何も変わりません。
現世の問題は現世で
解決しましょう。
今年の汚れ、
今年のうちに。
シャバの問題、
シャバのうちに。
では。
坂庭