待たせたな。
歩くパワースポット、坂庭です。
今日のお題は難題を
一刀両断する秘訣。
あなたは、「ゴルディアスの結び目
(ゴルディアンノット)」という
話を知っているだろうか?
古代神話の1つ。
—
ゴルディアスという男がいた。
彼は、自分の乗ってきた牛車を
丈夫な紐で柱に結びつけ、
「この結び目を解くことができたものこそ、
このアジアの王になるであろう」と予言した。
それこそ、それまで誰も見たことがないほどに
しっかりと結びつけて。
その後、この荷車の結び目は
「ゴルディアスの結び目」として知られ、
何人もの人たちが挑んだが、
決して解けることがなかった。
数百年の後、この地を遠征中の
マケドニア王アレクサンドロス3世
(アレクサンドロス大王)が訪れた。
彼もその結び目に挑んだが、
やはりなかなか解くことができなかった。
すると大王は剣を持ち出し、その結び目を
いとも簡単に一刀両断してしまった。
折しも天空には雷鳴がとどろき、
驚いた人々を前に、大王の従者の
アリスタンドロスは「たったいま
我が大王がかの結び目を解いた。
雷鳴はゼウス神の祝福の証である」
と宣言した。
後にアレクサンドロス3世は遠征先で
次々と勝利し、予言通りに
アジアの王となったという。
—
つまり。
解決が不可能と思われる難問を
一刀両断するかのごとく、ズバっと
解決すること。
これを「ゴルディアスの結び目
(ゴルディアンノット)」という。
一言で言うと、抽象度の話。
「結び目?そんなの剣で
ぶった斬ればいいんじゃね?」
という抽象度。
「犬派?猫派?」
「っていうか、ペットって
癒されるよね」
という抽象度。
抽象度の低い自分の頭で
考えるのか?
抽象度の低い人に
相談するのか?
抽象度=問題解決能力
ということ。
・抽象度が低い
・古い価値観
これに囚われている間は、
問題は解決しない。
脳のバグをとってアップデート
しよう。
そして。
「手に負えないような難問」を
「誰も思いつかなかった大胆な方法で
解決する」には、自分よりも
抽象度の高い人にファシリテート
してもらうのが一番。
より抽象度が高く、
より純度が高く、
より解像度が高い人に。
「下手な考え、休むに似たり」
じゃないけど。
ムダにあがいて、空回りして、
時間とお金と労力をドブに捨て続け
ドツボにハマるくらいなら、
昼寝した方が、よっぽどマシ。
解けない結び目をチマチマ
ほどこうとするより、まさに、
一刀両断するように、難題を
ズバッと解決する。
まさに「ゴルディアスの結び目」。
あなたは、今、どのような
抽象度で物事を捉えているだろうか?
あなたは、今、どのような抽象度の
人に相談しているだろうか?
曇ったメガネで、しかも
歪んで世の中を捉えている人に
相談すると、結び目はさらに固くなる。
結び目を解くつもりが、
むしろ、固結び。
気づいたら、がんじからめ。
ちなみに。
かのアインシュタインは、こう言った。
「同じやり方で違う成果を期待するのは
キチガイである」
と。
結論。
問題を解決したいなら、
抽象度を上げていきませう。
次回の配信も震えて待て。
では。
坂庭