そして人生が狂い始めた(僕が母を嫌いになった理由)

癒し系・アゲ男のトミーです。

あなたは、いつから、人生が
狂ってしまいましたか?

何が原因で人生の歯車が
狂ってしまいましたか?

そう思い込んでいますか?

僕は大好きだった母親を
恨むようになった根本的な原因に、
気づきました。

それをシェアしたいと
思います。

***

進学校に入って落ちこぼれ、
不登校になり、あれほど、
「自慢の息子」「親孝行」
「どこにいっても鼻が高い」と
言ってくれていた母が、
手のひらを返し。

「親不孝もの!」

「みっともない!」

「家から出て行け!」

と毎日、罵るようになり。

学校に行くのも、
家にいるのも苦痛になった。

不良にもなりきれず、
つるむのも嫌いで。

1人、利根川で本を読み、
弁当を食べ、昼寝をしていた
高校時代。

一方、中学までは成績も、
そこそこ良く、友達とも仲良く、
クラスでもリーダーシップを
発揮していて。

だから、自分としては、
「中学までは順風満帆」
「高校に入ってから
人生が狂い出した」と
ずっと思っていたんだけど。

そうじゃないことに、
さっき、気づいた。

小学校時代に、友達と
4人でいつも遊んでいた。

男女4人組。

4人で隣の市の遊園地まで
自転車で遊びに行ったり、
買い物に行ったり、
うちに遊びに来たり。

初めての恋愛、
初めての友情、
初めてのグループ交際。

毎日、生きていることに
喜びと幸せを感じていた。

将来の不安も恐れも、
焦りもなく。

毎日、「ただ生きている」
それだけで良かった。

ところが。

中学校になってから、
自分も、もう1人の男子も
転校し、女子2名とは、
違う中学校になってしまった。

今と違って、携帯も無いし、
移動手段は自転車。

「隣の中学」というだけで、
生きる世界が違ってしまった。

「もう会えない」

「年賀状だけのやりとり」

というイメージしかなかった。

小学校の卒業式。

ほとんどの同級生が、
そのまま同じ学区の中学に
進む中、自分と親友は別の中学へ。

みんなと離れ離れになるのが
寂しくて、ツラくて、悔しくて、
涙が止まらなかった。

卒業式の後、みんな、笑顔で
校庭で写真を撮っている。

でも、どうしても、
その輪の中に入って
行けなかった。

泣いている自分を見られたく
なかったから。

今思えば、なんてないこと
だけど。

当時はどうしても嫌だった。

校舎の裏に停めてあった、
母の車の助手席に乗り込み、
腕で目の部分だけ覆い隠し、
仰向けのまま、1人で、
ずっと泣いていた。

同級生が入れ替わり立ち替わり、
車の窓をノックする。

「坂庭、一緒に写真撮ろうぜ!」

「坂庭、出てこいよ!」

「坂庭、みんな、待ってるぜ!」

と。

男子も女子も。
仲良し4人組の3人も。

「一緒に写真を撮りたい」

「もう一度、最後に、みんなの
顔が見たい」

「でも、泣いている自分を
見られたくない」

この葛藤。

「ずっと、ここにいたい」

「もっと、みんなと一緒にいたい」

「どうして、引越しなんてするんだ!」

「引越しさえ、しなければ、
俺はずっとここで幸せに
暮らせるのに!」

「みんなと、これからも楽しく
過ごせるのに!」

「俺の世界が壊れてしまう!」

「俺の人生が狂ってしまう!」

「全部、お母さんのせいだ!」

「なんで!なんで!なんでなんだ!!!」

と、心の中で必死に叫んでいた。

小学6年の自分には、
まだ耐えられなかった。

とうとう、みんなと写真が
撮れないまま、終わり。

そして、僕らは、バラバラになった。

実際に、新しい世界で
「転校生」として、馴染むのに
精一杯で。

小学校のことも、仲良し4人組のことも
忘れていった。

いや。

「思い出してはいけない」

「振り返っては行けない」

と、子供心に思っていた気がする。

「立ち止まったら前に進めない」

「立ち止まるな」

「前だけを向いて進め」

と、自分に言い聞かせていた気がする。

「高校に入ってから人生が
狂ってしまった」と思っていたけど。

そうじゃなかった。

自分の中で、すでに小学校の
卒業式で人生の時計が止まった
ままだったことに気づいた。

「あんなに楽しかった
学校生活が壊れてしまった」

「あんなに大好きだったみんなと
バラバラになってしまった」

「自分だけ別世界に行かなければ
ならなくなってしまった」

「もう、みんなと会えなくなってしまった」

「全部、お母さんのせいだ」

という、大好きな母を恨む気持ち。

同時に、

「あんなに大好きだった
お母さんが許せない!」

「あんなに大好きだった
お母さんを嫌いになってしまった!」

「あんなに大好きだったお母さんを
許せない!」

「もう、自分でも、どう許していいか
わからない!」

という寂しさと悔しさと、
やり場のない怒りと。

自分に対する絶望感と罪悪感。

この2つの感情が混じり合い、
まさに、小学校の卒業式の後の
ように、一気に感情が溢れ出し、
キッチンで泣き崩れた。

頭が痛くなるほど嗚咽し、
目を泣き腫らして気づいたのは

・「自分の人生の時計は、あの時から、
止まったままだった」ということ。

・許せたはずの母に対して、まだ、
許せていない未完了な感情が
あったということ。

・母を許し、自分を癒し、
過去を受け入れることで、さらに
自分を変え、現実を変えていける
ということ。

・今回の自分の気づきから、また、
こうしてシェアをし、
クライアントさんにも変化を
もたらせるということ。

そこには、ただ、
【希望】しかない。

パンドラの箱というと、
「開けては行けないもの」
というイメージがあるけど。

パンドラという女性が蓋を開けたら、
人類にとっての、ありとあらゆる
災いが飛び出したが。

最後に「希望」だけが箱の中に
残されていた、という
エピソードもある。

つまり、パンドラが蓋を開けることで
「ありとあらゆる災いが降り注いだ」
のではなく、「そこには希望が
取り残されていた」ということ。

そして、最後には希望を取り戻す、
ということ。

パンドラの箱=災い

ではなく、

パンドラの箱=希望

だった。

そう。

僕たちの人生には、ただ、
【希望】しかないのだ。

ありがとうございました。

癒し系・アゲ男トミー
坂庭鳳

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