坂庭です。
この仕事をしていると、
いかに、クライアントの「言葉に
できない気持ちを言語化するか?」
ということの重要性を思い知ります。
「この質問の背景には、
どのような思いがあるのか?」
「この言葉の裏には、
どのような本音が
隠されているのか?」
本心を聞き出す力
嘘を見抜く力
本音を見極める力
など。
「つまり、どう言うことですか?」
と聞くことがあります。
これは答えに近い時ですね。
核心に迫っている時です。
クライアントの声で
大塚さんという女性が
インタビュー動画でも
語ってくれていますが。
丁寧に丁寧に聞き出すうちに、
「おそらく、ここにこんな
思い込みがあって、本当は
これを言いたいんだろうな」と
いうのが、見えてきます。
本人はまだ気づいていない、
あるいは、本人はまだ
言語化できていない。
もちろん、ミスリードや
新たな刷り込みになると
危険なので、こちらから
誘導することもなければ、
答えを与えることもしませんが。
そして、クライアントの口から
遂に出てきます。
「こんな思い込みを
していました・・・」と。
ここで「答え合わせ」をします。
といっても、「クライアントの答え」と
「坂庭の答え」の照合ではありません。
「クライアントの答え」と、
「その方の現実のこじれ具合」です。
「クライアントの答え」と、
「その方の現実のこじれ具合」が
直接リンクしていれば、
「ですよね〜。だから、現実が
このようにこじれていた
わけですよね〜」となります。
ところが、
「クライアントの答え」と、
「その方の現実のこじれ具合」が
直接リンクしていなければ、
「それじゃないでしょうね。
まだ、他にあると思いますよ」
という話になります。
クライアントがどう言っているか?
ではなく、その方の現実が
どうなっているか?です。
是非、ご自分の「答え合わせ」の
参考にしてみてください。
これが分かるようになってくると、
他人の些細なひと言で、その背景にある
心理、つまり、「本音」が分かる
ようになってきます。
「この言葉の背景には、
こういう心理がありそうだな」
「本当はこれを言いたいんだろうな」
「つまり、こういうことなんだろうな」
と。
あとは、いかに、それを
暴くか?本人に自覚させるか?
気づかせるか?です。
パズルですね。
クロスワードパズルの
ような感じです。
これをゲーム感覚で
やっていきます。
1番の題材は自分ですね。
自分の本音と建前に気づく。
自分の嘘と本音に気づく。
偽りの自分と本当の自分に気づく。
自分が分かると他人が分かります。
他人が分かると自分が分かります。
他人は自分の投影だからです。
逆に、自分が分からないと、
他人は分かりません。
他人が分からないと、
自分も分かりません。
だからこそ、人と積極的に
関わり、そこから自分に気づき、
他人に気づくことが大事です。
「このような人とは
付き合わなければいい」
というのは、単に問題を
避けているだけで、解決には
なりません。
1番、問題解決から遠い
状態ですね。
自分を知り、他人を
知りましょう。
では。
坂庭