坂庭です。
よく、「喧嘩両成敗」なんて、
言いますよね。
「お互いに非がある」
「フィフティー、フィフティー」
一般的にはそう言われますし、
僕も、そう解釈していました。
そして、以前は
「ふざけるな!
アイツが100%悪い。
自分は絶対、悪くない!」
と思っていました(苦笑)
残念ながら、その思考だと、
問題は何も解決しません。
なぜなら、日ごろの思考が
今の現実を作っているから、
です。
最近は、喧嘩両成敗とは、
「どんなトラブルであっても
100%の責任をお互いが
負う気があるか?」
と解釈しています。
たとえば、自分が商品・サービスを
提供している側で、クレームが
発生したとしますよね。
その時に、「自分に100%の
原因がある」と捉える、
ということです。
逆に、
自分がユーザーの立場で、
どんなに不満を感じて、
文句を言いたい時にも、
「自分に100%の原因がある」
と捉える、ということです。
責任転嫁ではなく、確かに
相手にも100%、その原因を
作っている要素「も」あります。
一見、矛盾しているように
見えますが。
「お互いに抱えている課題が違う」
という感じですね。
それぞれに、解決する必要のある
課題があり、お互いに、その
背景には何か「思い込み」があり、
それが、たまたま、その場面で
表面化した。
お互いに放置しておいた課題が、
その場面で、またまた、顕在化した
わけです。
「正義」と「正義」の
ぶつかり合い、と言っても
いいですね。
お互いに「正義」だと思っている
からこそ、折れないし、譲れないし、
受け入れられない。
だとしたら。
いくら、自分の正当性を主張して、
その場は、相手に100%の非を
認めさせて、謝罪させても、
自分が100%の責任を負って、
その原因に気付いて解決しないと、
また、別の相手、別のタイミング、
別の場所で同じようなトラブルを
引き起こします。
表面的な対症療法
ですから。
時間と場所、相手を変えて、
繰り返し、同じようなトラブルが
起きるわけです。
「問題が解決しない」
「また、いつもの自分に戻る」
「良くなったり、悪くなったりする」
「堂々巡りをしている」
というのは、この状態ですね。
そして、その状態が、至る所で
起きています。
「自分に100%の原因がある」
と捉える。
ツライし、
悔しいし、
腹が立つし、
認めたくないし、
受け入れたくないけど(苦笑)
「自分と向き合う」とは、
そういうことなんですよね。
時々、こんなことを
言う人がいます。
「動画では、本当のことを
教えてくれない」
とか、
「本には答えが書いてない」
とか、
「セミナーに参加しても、
まだ、何かあるんでしょ」
とか。
安心してください。
何も無いですから。
裏技も秘訣も、無いですよ。
僕だって、いつも、自分と
向き合って、自分に
問いかけているだけ、です。
『全ての原因は100%自分にある』
そう捉える。
それしか、ありません。
僕がやっていることは、
それだけ、です。
「動画では、本当のことを
教えてくれない」
「本には答えが書いてない」
「セミナーに参加しても、
まだ、何かあるんでしょ」
そう思ってセミナーに参加する人は
期待はずれですから、やめたほうが
いいでしょうね。
そんなの無いですから。
では。
坂庭