坂庭です。
一度でも、本気でコピーライティングを
学んだことがある方であれば、
「テイク・アウェイ・セリング」
という手法を聞いたことがあるかも
しれません。
特に、高額な商品・サービスを
売るのに効果的、と言われて
いますが。
具体的には、
「あなたは手に入れられない
かもしれません。なぜなら〜」
というやり方です。
それまで、ゴリゴリにセールス
しておいて、最後に、引く、
という手法です。
押して、押して、押して、
最後に、引く。
ところが。
脳がカオスで、欠乏マインドで
「まだまだ」「もっともっと」の状態で
コレをやっても、「単なる白々しい
セールスマン」に過ぎません。
「とか、なんとか言いながら、
本当は売りたいんでしょ?」
というのがバレバレ。
これを無理矢理やると、
「煽って売る人」になります。
お客さんも自分も疲れます。
そして、質の悪いユーザーを
取り込み、最後は、自分で
自分の首を絞めることに。
クレームが増え、返金が増え、
疲弊します。
返金保証なんてつけてると
地獄を見ます。
意識が低く、質の悪いユーザーから
鬼のように返金が殺到しますから。
実際に僕はこれで一度、
会社が傾いたことがあります
(苦笑)
一時的に売上や利益が増えても、
クレームや返金が増え、損失や
借金が増えたら、意味がありません。
ところが。
脳が整うと、「セールス」も
「クロージング」も
必要なくなります。
そもそも、「セールス」という
感覚がなくなります。
たとえば、
「坂庭さんのコンサルを
申し込もうか、悩んでるんです、、、」
という場合
「じゃあ、20分ほど、お話してみます?」
そして、ヒアリングした上で、
「目的がズレてるんじゃないですねー」
「目的が曖昧ですねー」
「まずは、自分でやった方が
いいと思いますよー」
「僕のコンサル、向かないでしょうねー」
終わり。
「テイク・アウェイ・セリング」どころか、
「テイク・アウェイ」みたいな。
「売ること」よりも、
「断ること」が多くなります。
それでも、なんの問題もありません。
フツーに生活していけます。
つまり。
カオス状態の脳が整うと、セールスが
不要になる、ということです。
それでも、本気の方だけが
申し込んでくれます。
そこには、「セールス」も
「クロージング」も、ありません。
「見込み客」も「新規客」も
「クレーマー」もいません。
「本気で一緒に人生を変えたい人か
どうか」だけです。
もはや、「営業」も「ビジネス」も、
「売上」も「ノルマ」もありません。
ただ、「生きる目的」が
あるだけです。
純粋に
「必要のない人には売らない」
「適さない人には売らない」
「タイミングじゃない人には売らない」
「生きる目的に適っていなければ、
やらない」
ということです。
本当に必要としていて
本当に適した人にだけ
本当に必要なタイミングで
自分の価値を提供する
「生きる目的」に適っていれば、やる
これだけです。
時々、
「まずは、自分でやった方が
いいと思いますよー」
と、やんわりお断りしても、
粘る人がいます。
いくら、粘られても、
「この方に坂庭の
コンサルは向かない」と
判断したら、絶対に先に
進めることはないです。
「坂庭さん、売らないんですね」
「クロージングしないんですね」
「こんなの初めてです」
と言われます。
昔の僕なら、ガンガン、
セールスして、クロージングして、
刈り取っていたでしょうね。
昔の僕なら。
「焼畑農業」してましたから。
「坂庭の通った後は、雑草すら生えない」
「ケツの毛まで抜かれる」
みたいな。
もし、
「セールス」や「クロージング」から
解放されたら、どれだけストレスフリー
ですか?
「ノルマ」「売上」「生活費」という
感覚から解放されたら、どれだけ
生きるのが楽になりますか?
それでも、フツーに生活できるなら、
どれだけ、毎日、ニュートラルで
フラットで、穏やかな自分でいられますか?
引退まで息つぎ無しで50mを
全力で泳ぎ続けるのと
毎日、浮き輪でプカプカ浮いてるのと
どっちがいいかですか?
脳が整うと、ゴリゴリのセールスが
不要になります。
セールスやコピーライティングに
疲れたら、脳を整えることを
オススメします。
では。
坂庭