待たせたな。坂庭です。
今日は経営者向けの内容です。
まずは、誰でも知っている話から。
10年後に生存している企業は
5〜6%と言われています。
100社のうち5〜6社ですね。
では、そのうち、無借金の
会社はどれだけあるでしょうか?
さらに、20年後に生存している企業は
0.4%と言われています。
つまり、1000社に4社です。
「生き馬の目を抜く」なんて言いますが、
まさにそうですね。
20年残るのは簡単ではありませんから。
そのうち、無借金経営の会社は
どれだけあるでしょうか?
斎藤一人さんの真似をして
「ツイてる!ツイてる!言っていれば
億万長者になれる!」と言っていた人ですら
ビジネス界に20年残っていないですからね。
自ら引退したとは言え、
それだけ生き残るのは大変
ということです。
これが現実です。
まして、
「宇宙!」
「潜在意識!」
「波動!」
「量子力学!」
「脳科学!」
「サプリ!」
「プロテイン!」
「盛り塩!」
「パワーストーン!」
「満月!新月!」
「ツインソウル!ツインレイ!」
「創造主!」
と言っている人で20年以上
残っていて、まして、無借金の
経営者って、どれだけいます?
僕の周りにはほぼいないです。
ゼロではないですが。
ほぼゼロに近いです。
年商10億、20億、100億、
200億の社長でも、ほとんど
銀行の融資を受けています。
なぜか?
税金がキャッシュで払えないから
です。
銀行には「税金を払うための融資」が
用意されているくらいです(笑)
年間、数千万〜億単位の税金を
キャッシュで支払うには、当然、
プールしておく必要があります。
いくら僕がアホみたいに札束を燃やして
広告に突っ込んでいたとはいえ、
税金を払っても、なお、数ヶ月は
維持できるだけの資金を常にプールして
おいたのですが。
それでも、今回のようなケースでは
4ヶ月もちませんでしたし、コロナのような
想定外の未曾有の危機が発生したら、
かなり厳しいです。
「運」だけでは乗り切れません。
あなたは20年以上、存続していて
なおかつ、無借金経営をしていますか?
もちろん、銀行から融資を受けることが
悪いという意味ではありません。
融資を受けるのも経営判断ですし、
経営手腕ですし、信用ですから。
僕みたいに「3000万円×3ヶ月分で
1億もあれば乗り切れる」と思っていたのに
1円も借りられなかったのは
信用が無かったからです。
厳密にいうと、信用を失ったからです。
この5〜6年の決算書は真っ黒(黒字)でも、
直近の数字が悪すぎて、「再建の見込みなし」と
判断されました。
・単月で3000万円の赤字を出している月もある
・広告で2億の損失を出している
・この4ヶ月で8000万円の余剰金を燃やしている
・完全に集客が止まり売上が止まっている
・新規の集客のメドが立っていない
これで信用を一気に失いました。
広告の運用で失敗したことによって
5〜6年かけてコツコツと地道に
積み上げてきた信用を
見事に全て失った形ですね。
信用が地に落ちた瞬間です。
失墜ですね。
仮に1億円借りたところで、
返す宛がないですから。
まさに、見込み無し。
どの金融機関の「1円も貸さない」
というのは、ある意味、妥当な
判断だったと思います。
自分でも。
これも自分が蒔いた種です。
自業自得ですね。
経営のセンスがないと
こうなります。
20年、存続していてもこの
ザマですから。
自分の過去を振り返った上で
言いますが、個人事業主のレベルで
借金をしている時点で見込み無しですね。
今すぐ辞めてサラリーマンに
戻ったほうがいいです。
借金をしてまでも自分の看板で
全責任とリスクを背負ってビジネスなんて
やる意味ないですから。
不平不満を言いながらも、
時間から時間、働いて、
毎月、決まった日に決まった
金額が振り込まれる生活の方が
はるかに気が楽ですよ。
たとえば、
・行政書士
・社労士
・司法書士
・弁護
などで、法人化しておらず、
身内や非常勤のスタッフで
細々と経営している規模の場合。
月商で500万円〜1000万円くらいの
小規模の1人ビジネスなら、
そもそも融資を受ける必要すら
本来ないはずです。
起業当初の僕みたいに
行政書士としとして初期費用が
不要な業種にも関わらず、
350万円も融資を受けて借金から
スタートしている時点で終わってますね。
この時点で先が見えています。
自分で言うのもなんですが、見込み無しです。
そんなのは、サラリーマン時代に
しっかり、半年〜1年程度の
運転資金を貯めてからスタートです。
その資金すら貯めておけない時点で
経営者としての資質が、まだ、
備わっていない状態だったと言えます。
「起業したい人」ではなく、単に
「借金をしてでもサラリーマンを
辞めたい人」だったわけです。
これが実情です。
見込みがない奴が無理して起業すると、
20年後、こうなります(苦笑)
・起業して10年後の存続率は5〜6%
・起業して20年後の存続率は0.4%
ここまでは誰でも聞いたことがある話でしょう。
本題はここからです。
日本には今、どれくらいの数の
企業があると思いますか?
337万社と言われています。
では、そのうち、税引き前の利益として
1億円、手元に残せている企業は
どれだけあると思いますか?
たったの8000社です。
つまり、0.2%です。
20年、存続するより、
さらに厳しい数字です。
僕が引退までに目指しているのは
そこですが。
僕の知る限り、身近では1社しか
ありません。
滅多に見ないですね。
石を投げても当たりません。
砂浜でダイヤを探すより
はるかに難しいです。
そのような会社の社長に
出会うのは奇跡に近いです。
さらに続けます。
僕みたいに現時点で無借金で、
といっても今回は借りられなかった
わけですが(苦笑)
・無借金経営で
・20年以上、存続していて
さらに
・税引き前の利益として1億円を
手元に残せている企業
は、どんな会社だと思いますか?
ズバリ、言います。
・地に足が着いている
・真っ当なビジネスをしている
・健全な経営をしている
・数字に強い
・世の中の流れを把握している
言い換えると、脳のOSが整っていて、
常に最新のOSにアップデートし続けている
そういう社長です。
「世の中の流れ」というのは、
なんとかゲートとか、風の時代とか
「今日は一粒万倍日です」といった、
頭の弱いYoutuberが配信しているような
浅いお話ではありませんよ。
そういう、40、50代の「困ったお母さん」が
世の中にはいっぱいいますが。
そもそも、次のような経営者は
5年、10年、もちませんし、
無借金では存続しません。
・ニーズが無い
・独りよがり
・顧客をないがしろにしている
・お金を追いかけている
・バケツの底が抜けている
・器が小さい
・「宇宙!宇宙!」口走っていて地に足が着いていない
・数字に弱い
・数字を見ていない
・世の中の流れを把握していない
・本質が掴めていない
つまり、脳のOSが古くてバグったまま
空回りして暴走している経営者です。
もちろん。
お金は手段に過ぎませんし、
数字は指標に過ぎませんが。
その上で。
経営者にとっては確定申告(決算)は
通知表なので。
数字を無視して
宇宙の法則だの波動だの
潜在意識だの一粒万倍日だの
言っているうちはダメでしょうね。
数字に弱い、というのは致命的です。
ここまで、かなり、自戒を込めて
書いています。
なぜなら。
かく言う僕が文学科出身で
数字に弱く、ザルだったので、
広告でコケて、すってんてんに
なったからです。
2億を広告で灰にするなんて
バカがやることです。
海外のメガバンクに突っ込んで
年利5%で運用すれば、昼寝を
していても年収1000万円ですから。
これで上がりです。
僕は数字に弱かったので起業して
20年経った今、ゼロから経営を
やり直しています(照)
遅くてもあと5年、
早ければあと3年で
ビジネスを引退しますが。
だからこそ、しっかりと土台から
構築し直して、やり残したことがないように、
全力でやり切るつもりです。
「坂庭さんの1Dayセミナーは
健康の話だけですか?」
と聞かれることもあります。
1冊目の本が健康関係だったからですね。
いえ。
当然、お金も人間関係もやります。
僕が借金、絶縁、寝たきりから
復活したので。
ジャンルでいうと
・ビジネス
・健康
・心理学
・スピリチュアル
・自己啓発
・宗教
どれを試しても成果が出なかった人も、
みなさん、ブレイクスルーしています。
そして、先日も聞かれました。
「引退したらどうするんですか?」と。
引退したらどうするか分かりません(笑)
今みたいに、1Dayセミナーも、
動画コンテンツもYouTubeもブログも
出版も個別コンサルもやらないかも
しれませんし、やるかもしれません。
その時になってみないと
正直分かりません。
「もうやり尽くした」
「悔いはない」
と思ったら完全にやめるかもしれませんし。
「それでもやろう」と
思うかもしれません。
人間の気持ちほど、曖昧で、
不確かで、気まぐれで、
移ろいやすいものはないので。
明日には、このブログも
更新しないかもしれません。
だから変に期待はしないでください。
僕は自分にも他人にも嘘はつけませんので、
できない約束はしない、と決めています。
「その後も続けます」と言っておいて、
できなくても困るので。
予定は未定
^^^^^^
とだけ言っておきます。
明日は明日の風が吹く。
生き馬の目を抜く勢いで成長し、
今この瞬間を生き、
明日の風に任せ、
いずれ引退します。
そのあとは。
本当に会いたい人にだけ、
本当に必要な人にだけ、
自分から会いに行こうと
思っています。
だからこそ、会えるうちに
会いに来てください。
「光あるうちに行け」
という言葉がありますから。
引退したら、追いかけ回して
凸しないでくださいね。
鬱陶しいのが1番嫌いなので。
ソーシャルはとっくにやめたので
DMとかリクエストとか送らないで
ください(笑)
ということで、是非、是非、
今のうちに1Dayセミナーに
参加してください。
それでは次回の配信も
震えて待て。
ありがとうございました。
坂庭